母国カザフスタンは言うに及ばず、中国・ロシア・CIS加盟国で大ブレイクを果たしたディマシュ・クダイベルゲン(Dimash Kudaibergen)。
明日、5月24日で26歳になる、中央アジアカザフスタンの若きシンガーです。
残念ながら中止になってしまいましたが、今年の5/23・24(まさに今日明日!)に開催されるはずだったHNKホールでのTOKYO JAZZフェスティバルに出演が決定しており、来日予定でした。
アジア、ヨーロッパ、NYでもソロコンサートツアーが大盛況です。
世界中でブレイクし始めているディマシュ・クダイベルゲンは、ごく幼いころから音楽の専門教育を受けて来ました。
彼はアクトべ音楽大学・カザフ国立芸術大学でクラシック音楽と現代音楽を学びました。現在(2020年)国立芸術大学の修士課程で引き続き作曲を学んでいます。
大学卒業時にアスタナオペラから職業としてのオペラ歌手への道をオファーされましたが、在学中からすでに国際的な評価を受け歌手活動をしていたディマシュは、新しい音楽世界の道を自分で切り開いていく決意をしていました。
12の言語を用い、ポップからロック・ラップまで歌いこなすディマシュですが、彼の真骨頂が発揮されるのは諸意見あれどもやはりクラシック系統の歌かもしれません。
2018年11月以降、ロシアの著名な作曲家Igor Krutoy(イゴール・クルトイ)氏とのコラボレーションが始まり、クルトイ氏の紡ぎだす曲に乗せてディマシュの歌にはクラシックの色彩を帯びたものが増え始めました。
代表的とも言えるのが、2019年6月21日 ベラルーシ(ミンスク)ヨーロッパ競技会の開会式で初披露されたOgni Pietra [Olimpico] でしょう。
まるで男女取り混ぜて何人もの人間が交互に歌っているかのような広い音域、
七変化するかのようなこの歌唱は、すべてディマシュ・クダイベルゲン一人のものです。
Igor Krutoy氏作曲、Lilia Vinogradova氏作詞
もうひとつ動画があります。
こちらは、
こちらのほうがアップが多く、表情や声帯の使い方などがわかります。
ディマシュ・クダイベルゲンの歌をもっと聴きたいと思って頂けた方は、ぜひ本人のYouTubeチャンネルへお越し下さい。
そして、チャンネル登録をして頂けると幸いです。
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↓↓ ロシアのBig Opera 2016 TVコンペティションのゲスト歌手として、Sundet Baigozhinとともにカザフスタン代表として歌ったノートルダム・ド・パリ
また、ディマシュは2019年12月のロシアでのロシア国立音楽賞【ビクトリア】にて、“Singer of the Year in Classical Music”を受賞しています。