◆幻の名曲がファンの前に登場
2018年、中国。
D-Dynastyツアーのリハーサル中に、Dimashがある曲を歌いました。
その時の動画がネット上に流れ、それを聴いたDears(ファン)達はざわめきました。
「なんて素敵な曲なの」
「あの歌は何?」と話題になりましたが、それっきり、その歌がコンサートなど公の場でディマシュによって歌われることはありませんでした。
そのためファンの間では、その歌は長い事「幻の名曲」または「未完の名曲」と言われて来ました。
その曲の題名は「Love‘s not over yet」
作曲者はフランスのFlavien Compagnonさんです。
Flavien Compagnonさんは、才能あるピアニストでもあります。
現在「Love‘s not over yet」は制作進行中で、
2020年9月5日に
Paris Virtuosi orchestraによるオーケストラ演奏のレコーディングが決定しています。(演奏のみ。)
◆DJFCが作曲者にインタビュー
今回、公式 ディマシュ ジャパン ファンクラブで、その Flavien Compagnonさんにインタビューをさせて頂くことが出来ましたので、以下にご紹介します。
※文中に、USAのグラミー受賞プロデューサー・作曲家の(あの)Walter Afanasieffさんも出てきます。
この投稿をInstagramで見る
以下 インタビュー内容
1-DJFC:主にどのようなミュージシャンと仕事をしていますか?ジャンルは?
Flavien:セリーヌ・ディオン、ララ・ファビアンなどのアーティストのために作曲しました。
私はバラードの作曲が多いです。
2-DJFC:作曲家としてどのようにしてこの音楽業界に入ったのですか?
あなたにとって何か転換点はありますか?
Flavien:92歳になるLine Renaudと言うとても有名な女性歌手が、彼女のアルバムの中の曲を作曲する機会を僕に与えてくれました。
それが僕の作曲家としてのスタートでした。
その後、Marc Lavoineと3年間、それからDavid Guettaと出版契約をしました。
3-DJFC:ご自分でも歌を歌いますか?
Flavien:シャワーの中でね。(笑)
あとは時々、作曲する時にデモボイス用に歌うくらいです。
4-DJFC:新しい曲を作曲する時、音楽をどのようにして構築なさいますか?
そしてその時はすでにそれに「ボーカルのビジョン」を持っていますか?
それとも音楽だけですか?
Flavien:音楽は僕の頭の中に湧いてきて、そのコードを探し、その上で声を想像します。
5-DJFC:職業として考える場合、あなたはピアニストですか?作曲家ですか?
Flavien:ピアニスト100%/作曲家100%
6-DJFC:あなたがピアノを始めたのはいつですか?
Flavien:ピアノを弾き始めたのは15歳の時でした。とても遅かったです。
僕は音符が読めなかったので、自分で音楽の読み方と演奏方法を教えるピアノメソッドを作成しました。
「LITKEES 」という名前のアプリを作成していて、5、6ヶ月でリリースする予定です。
7-DJFC:あなたは15歳でピアノを始めました…ではあなたがピアノを弾き始めるきっかけは何だったのですか?
以前から学びたかったのですか?
Flavien:母が僕が8歳のときにステップファーザーと結婚して、その時に僕はまずバイオリンを始めました。
ディマシュの曲を共作曲したWalter Afanasieffは僕のアイドルで、ピアニストになりたかったのは彼の影響がありました。
それから長い年月を過ごし、現在僕が作っているアプリに投資しているビジネスパートナーであり、Walter Afanasieffの友人でもあるドミニク・ブルス(実業家)に僕は巡り会いました。
そのドミニクが、Dimashが訪米しLAにいる時に、僕をWalter Afanasieffに紹介してくれました。(2017年11月)
↓ ブログ内参考記事
dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
8-DJFC:ああ、そのように自分の憧れている人と交流ができると言うことは素晴らしいことですね。
その時にウォルターとディマシュに初めて会ったのですか?
いつ、どこでしたか?
Flavien:いいえ、僕は以前にディマシュには会っていました。
僕の友人(の一人)がディマシュのマネージャーを知っていたので、ディマシュがフランスのテレビ番組に出演した時(2017年3月)に初めて紹介されて、彼に会ったんです。
ビジネスパートナーのドミニクにDimashを紹介した後、LAでWalter Afanasieffと会うことになったんです。
9-DJFC:最初に会った時のDimashの印象は?
Flavien:彼はとても背が高い!と。(笑) 僕はとても背が低いんです。
10-DJFC:(Dimashに)実際に会う前に、Dimashの歌は聴いていましたか?
Flavien:はい、Facebookで聴きました。
11-DJFC:そして…彼の歌を最初に聴いたときの印象は?
Flavien:僕は「彼の素晴らしい声のために作曲したい」と言いました。
12-DJFC: どのようにしてWalterとDimashと一緒に曲を作ることになったのでしょう?
それは誰かの要望があったのですか?
そして、最初から録音することになっていたのですか?
Flavien:僕はこの曲をディマシュの為にドミニクと共に作曲し、ウオルターに送り、ウォルターが変更を加え、LAのスタジオで皆で会いました。
↓撮影者Flavien Compagnonさんご提供
(LAスタジオにて)Love‘s not over yet 一部
この投稿をInstagramで見る
13-DJFC:Dimashの曲でお気に入りの歌はありますか?
Flavien:S.O.SとAll by myself、そして私たちの曲。(笑)
14-DJFC:あなたがたは今この曲を仕上げている途中ですが、将来彼と一緒に仕事をする機会があると思いますか?
Flavien:まずはこの曲を仕上げてからですね。
そうすれば、その先の展望も見えてくるでしょう。
はい、僕はDimashのことはとても気に入っています。
そしていいニュースがあります。Love‘s not over yetのライブレコーディングセッションが9月5日にParis Virtuosi orchestraで行われます。
曲は進行中です。楽しみに待っていてください。
Flavien Compagnonさん、お忙しい中を有難うございました。
Flavien:どういたしまして。
(インタビューここまで)
◆インタビューから見えてくるもの
このインタビューやWalter Afanasieffさんのインスタグラムの例の動画記事から、時系列に沿って見えてくる事が多くあると思います。
Walter Afanasieffさんに影響を受け15歳でピアノを始めた、若き才能豊かな一人のフランスの音楽家(作曲家/ピアニスト)が、ある日 Dimashの歌声をSNSで聴き、
「彼の素晴らしい声のために作曲したい」と思いました。
そして曲を作り、自国フランスで来仏していたDimash本人に会いました。
更にさまざまな人脈の海を泳ぎ切り、
遂にFlavien Compagnonさんは、彼の長年の憧れだった Walter Afanasieffさんの待つアメリカ-LAのスタジオにたどり着き、ともにDimashの歌の仕事をすることになりました。
これが、2017年のこと。
この投稿をInstagramで見る
2018年の中国でのリハーサル中の歌。
ネットでそれを聴いたファン達の心を一瞬でつかんだ【Love‘s not over yet】は、このような、
一人のフランスの若きアーティストの才能と熱意・曲自体が持つ魅力・アメリカの辣腕プロデューサーをうならせたDimashの歌唱・そして人と人との繋がりのエピソードの一つ一つの積み重ねから生まれた曲です。
あの幻の名曲が、完成品として私たちの前に現れる日を、静かに楽しみに待ちましょう。
↓日本語版動画はこちら
この投稿をInstagramで見る
↓Click here for the English blog article.
dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
↓ブログ内関連記事