2020年12月17日、ローカルラジオ「FM桐生」内の番組「モアミュージック」さんでDimash特集2が組まれ放送されました。
↓10月1日放送の特集1はこちら
dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
本記事は、今回12/17放送の「日本語書き起こし」です。
ラジオ音源は本記事の末尾にあります。(モアミュージックさんに許可済み)
以下 12月17日放送分の日本語書き起こし
FM桐生 2020年12月17日(木)19:06 再放送18日(金)11:06
♪FM桐生 市民制作番組 ギミアブレイク
この番組は、まちを愛する人たちでつくる、町とあなたが主役の番組です
k、y:「モアミュージック」 この放送は音で織り出す情報番組。心に響く音楽をお届けします。
加藤カズジと山本恭子で担当します。どうぞよろしくお願いします。
k:はい、こんばんは。加藤カズジです。
y:山本恭子です こんばんは。
k:だいぶ寒くなりましたね。
y:寒くなりました。急に寒波来ましたね(ねぇ)。群馬県北部、藤原ダムのあたりですけど、は2メートル8センチ積雪ってすごいですね(突然の2mってのはすごい)。さすがに桐生あたりでは雪は降りませんが、冷たいですよね、空気が(ねぇ、体にしみます)凍みます。
k:はい、では、今日のメニュー(y:行ってみましょう。)
k:ピックアップアーティスト・コーナーは、今日は2回目になりますけれども、ディマシュ。カザフスタンのディマシュです。こちらの特集になります。
y:そして、「世界のミュージックシーン」は?
k:今日はドイツ(久しぶりですね)。
y:そして最後のコーナー「ベストヒットメモリーズ」は?
k:レナード・コーエンの名作ハレルヤを(おお)、コーラスグループのペンタトニックスの演奏でお届けしたいと思います。(いいですねぇ)
k:それでは、ピックアップアーティストのコーナーに参ります。
BGM Screaming
y:「モアミュージック」ピックアップ アーティストコーナー
k:このコーナーでは、話題のアーティスト、気になるアーティストをとことん掘り下げて紹介します。
k:はい、ということで、ディマシュ。
y:もう、ディマシュのためのコーナーという感じでスタートする(喜)このBGM(二人 笑)。
全国でもうちの番組ぐらいですね。
k:そうですね。このためにつくりました。(y:このために、作成しましたっていう)BGMを特別に作ってます。
k:はい、ディマシュ。簡単に、まだご存じない方もいらっしゃるかと思いますので。
カザフスタンの歌手ですね。弱冠まだ26歳ですけれども、今や、世界中から注目を集めている。なぜ注目を集めるかというと、そのスケールの大きさ…
Y:そうですねぇ…(ねぇ) 実力、ルックスなんか、もうワールドワイドに。
k:だから、歌がうまいとか、そういうレベルでとらえても仕方がないみたいです。とにかく人間の出せる音域はすべてカバー。そういうことがね、人間ってできるんだなぁ~(驚)って思いますけれど(はい)。
前回は、10月1日にやりましたけれども。4曲(はい4曲ね)。今回は、その時にかけられなかった曲とかですね、補足的に、またもう一度特集します。(ええ)
y:たくさんかけたいですけれども、なかなか、音源が、どうしても…
k:なーいんですよねぇ。(そこらへんがちょっともうねぇ…)
Youtube は、いっぱいあるんですけれども、なかなか、通常に発売されてないので。
著作権の問題もあるんですけど、Youtube の音源はやっぱり、ちょっとスカスカなんでね。
y:ああ、音質がどうしてもね、オンエアするにあたっては。
k:情報量がないので、ラジオでかけると、やはり、そこの部分だけ相当落ちてしまうので。
y:せっかくねぇ、オンエアするんでしたら、いい音質でかけたいですよねぇ。
k:そうですね、その辺もありまして(はい)。
それではですね。まず一曲目。
「Love of tired swans」 疲れた白鳥の恋 というんですか。
y:ん、いいですね、時期的にもこの白鳥とかいいですね。
k:ロシアの方の歌だと、白鳥が結構よく出てくるらしいんですけれども。
作曲したのは,イーゴル・クルトイさん。サイトによっては、イゴールって言ったりしていますけれど。
Y:大御所の方なんでしょう?この方は。
k:大御所で、ロシアのクラシック、ポピュラー、中間あたりの世界を牛耳ってる感じの作曲家(ほう)。とにかくクラシックからポピュラーまで、たくさんの名曲を作っていらっしゃいます。よくDimashのYoutube のライブをみてると、ダンディな男性がピアノ弾いてるんですよ。(ああ、はいはいはい)
k:ちょっとね、あの、微笑みにやられるんですけど。(うふふふ)
y:そのかたが、この作曲をなさったイゴール クルトイさんなんですね?
k:2018年の9月にロシアの国際コンテストで、Dimashがアダージョを歌ったんですね。それで、その翌々11月からクルトイとコラボレーションが開始されているということです。*1
翌年2019年、昨年ですね。シングルとして、この「Love of tired swans」が発売、リリースされたということですね。(なるほど)
実際、この曲は、本当は、その何年か前の2014年にベルギー出身の女性シンガー ララ・ファビアンのためにクルトイさんが作った曲だったんですけれども。ララ・ファビアンは女性シンガーであるんですが、Dimashは、その時のバッキングトラックをそっくり使って(あ~~~)、だから同じキーですね。
y:同じキーで歌い上げちゃってるわけですね。
k:はい。前半だけ1オクターブ下げて、中間からオリジナルの高さ(うんうん)。後半スキャット部分、ここはたぶんDimashのオリジナルなんですけど、その部分はさらに1オクターブあげて(お~、ほほぅ)。下の下のEから、上の上のEまで、Dimash今回のこの曲では4オクターブ歌ってますね。
y:え~~~~~~すごい……すごい(驚愕)
k:とんでもない話です。
y:はい、それでは、Dimashで 「Love of tired swans」
【曲後】
k:はい、Dimashで「Love of tired swans」。すごかったですね。
y:はい、なんか二人で歌っていたのかな?みたいな。一人で歌っていたのですね。
k:スキャット部分になると、さすがに女性じゃないの? と思っちゃうよね。
y:一人で歌ってらっしゃるわけですね。
k:ひとりで、うたってらっしゃる、んですね。
k:さて、二曲目。こんどは、「If I Never breathe again」。
前回、Jas…さん、Jul…さんからリクエスト頂いていたんですけど。えー、ちょっと私の手違いもありまして。途中までかけるつもりでいたんですけどね(y:笑)。なぜか、なぜか違う曲になってしまいまして、大変、失礼なことになってしまったんですけど、今回かけます。
これは、恋人の彼女が事故で植物状態になってしまって。残された彼が、ボクサーなんだけども、お金を稼いで、二人一緒に冷凍保存してもらう。遠い未来に解凍してもらって、彼女の病気を治してまた二人で一緒になろう、というもの。
中国で発売された《iD》というアルバムに入っています。とりあえず、そちらを聞きましょう!
y:はい、では、Dimashで 「If I never breathe again」
【曲後】
k: はい、Dimashで「If I never breathe again」.
ラブソングなんですけど、やはり多彩な表現力があると思うんです(そうですねぇ)。フレーズ、フレーズでいろんな発声の仕方を出してきて、非常に感動的な作品に仕上げているんじゃないかと思います。
さて、早いですね!もう3曲目(二人、笑)
y:もう Dimashって…(笑)、聞き惚れているとあっという間に時間が過ぎてしまうんですよね。(ねぇ)
k:ええ。最後にお送りしますのはダイディダウ。
y:はい、ダイディダウ、ってこれ、カザフ語なんですね?
k:ん~、…と…も、いえない。(y:(笑)~と、も、いえない)。ん、謎の言葉なんですね、ダイディダウ。
カザフの曲。カザフスタンの曲です。(ふむふむふむ)
まず、Dimashは、2015年、トルコで行われたABUテレビ ソング・フェスティバル、そちらで、カザフスタンの代表として、この曲を歌っているんですね、ダイディダウ。(はいはい)
そのあと、2年後、中国のコンテストで、エピソード7,7回目の時にこの曲を歌っています。
中国のコンテストで世界的な有名になったわけなので、このダイディダウ、カザフの代表としても、やはり、カザフスタンに対する「思い」みたいなのが入っているのかなと思いますけれども。
ちょっと曲のバックグラウンドを簡単に説明します。
1938年、今からかなり前、ろく…うんと…八十年くらい前ですか、カザフスタンの、当時、政治犯として捕まって、獄中にあった詩人のマグジャン・ズマバエフ、その人によって書かれた詩があって、それがのちに、演劇になって広まっていったということなんですね。
ダイディダウという言葉は、カザフにも他の国にも存在しないっていうんですよ。
ディマシュ ジャパン ファンクラブさんの方にお伺いしたのですが、ダイディダウという言葉のあとに、いとおしいものへの呼びかけのアイっていうのが付いて「ダイディダウ-アイ」。(おお、おお、はい)。
基本的に、これは、まずその面で考えても、その女性の名前でしょうということですね。
ただし、マグジャンはその後、処刑されてしまって、その関係者までもが逮捕されたりっていうこともあって。誰のものともわからないようにカムフラージュしたという可能性もある。(ああ)
曲の内容自体は、獄中に捕まっていたマグジャンに「あなたの妻はもう去ってしまいましたよ、いなくなった、どこかに行っちゃいましたよ」っていう情報…。
それを聞き、悲嘆にくれた思いを歌ったものということですね。
Y:ふぅぅん…すごい厳しい状況の中でできた歌なんですね。
k:そうですね。実際は、もともと素朴な民謡の感じだったらしいんですけれども、Dimashのアレンジ力もあって、これも壮大なスケールの曲になっていますね。
トルコのABUソングフェスティバルに出たのが2015年。その同じ年に《Unforgettable day》という、Dimashのオリジナル曲を作っているのですけれども、その時すでに、2015年当時すでに、ディマシュの今の要素、歌の構成の要素はだいたい出来上がっていたので、この曲もやはりDimashなりに、“Dimash世界”、“Dimashワールド”に作り替えたっていう感じですね。
(今日これからかける音源の)実際の演奏は、歌の前にカザフの民俗楽器ドンブラの合奏がはいっていたんです。今日はちょっと歌の部分だけ。
y:ああ、あのドンブラがね、いっぱい出てくるやつですね(そうですね)。
k:ただ、ライブ音源なので、盛り上がっているところで客席にマイク向けちゃうので、Dimashの歌が、突然、途切れるところがあるんですけれども、歌詞忘れたわけではないんで、(ハイ、そこもね、ライブ)大丈夫です、ライブ(ライブ感が出ている)、ライブだよなぁっていうね。
y:はい、それでは、ディマシュで 「ダイディダウ」
【曲後】
k:はい、ディマシュで「ダイディダウ」
え~、ね。なかなか、切ない曲だったんですけれども いかがだったでしょうか。
こちらのほうですね、ちょうど昨日、ディマシュ ジャパン ファンクラブさんのブログにアップされていまして、この曲の内容が。(うんうんうん)
うちのモアミュージックのツイッターで、リツイートしておきましたので、よかったら、うちのモアミュージックのツイッター見ていただければと思います。
y:より深くこの歌の内容がわかっていただけると思いますね。
k:そうですね。かなり丁寧にまとめていただいたので。
y:ほんとに。ディマシュ ファンクラブの方々は、ほんとに丁寧に、一曲一曲を聞いていらっしゃるというので、(すごい、すごいですよ)頭が下がります。
k:すごいですよ。ものすごい情報量なので(すごいって思いました、頭が下がりました。)
あっちこっちの情報を集めて、一曲の情報を集めるだけでも大変だと思うんですけれども。皆さん、みな覚えているっていう(そうですねぇ)。
まぁ、そんなことで、ですね(はい)。2回目になりましたけれども、Dimashの特集を今日はお送りしました。
時間の方が、結構、思ったよりかかるなという感じだったです。Jas…さんから「感想を」といわれたんですけれども、「やっぱりとにかくすごいな」という感じですね。番組中で見ておきま・・・・(聞き取れず)
y:そして、明日の朝、NHK BS のプレミアムで「行くぞ!最果て!秘境×鉄道」という番組やっているんですけれども、明日はいよいよウズベキスタンのタシケントからカザフスタンに鉄道で入っていきますので。お時間あったら、朝の番組ですけれど、6時からやっていますので見てください。
k:わかりました。
ということで、今日のピックアップ アーティストコーナーは、カザフスタンのディマシュをお送りしました。
BGM If I never breathe again ♪
DJFC編集部 註
第5週 12月31日(木)は、大みそかもモアミュージック放送あります。
特集1年を振り返る総集編だそうです。
「もっと音楽、もっと楽しく、モアミュージック」♪
↓放送音源(音源アップロード許可済み。約30分)
↓ブログ内関連記事。"Daididau"について
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*1:2018年9月 国際コンペ:イーゴル・クルトイ他が主催するロシアの「New Wave」。ポップスの若手パフォーマーのコンテスト、特別ショー、オープニングセレモニー、フィナーレ(ガラコンサート)を含む6日間の大コンサート・イベント。
ディマシュにとって、イーゴル・クルトイと仕事することは子供のころからのあこがれ。2018年のこの時、「NewWave」のコンテスト部門ではなく、ショーへの出演を熱望していたディマシュは、イーゴル・クルトイに掛け合ってプライベートなオーディションを経て、招待してもらった。Dimashは、オープニングで、"Sinful Passion"(カザフスタン出身バンドのA’Studioとの共演),フィナーレで"Adagio" (クルトイとの仕事も多いララ・ファビアンのリリース作品)を歌い、喝采を浴びた。これ以後イーゴルとのロシアの仕事が始まるという、シンガーに次ぐエポックメイキング。