◆本記事は、
Eurasiaファンクラブのメディア制作部門DK Media Worldによる、2020年12月のDimashのモスクワ活動でのスタイリストKoshkina Valeriyaさんへのインタビュー動画”の、日本語書き起こしです。
衣装についての話、スタイリストさんから見た当時のDimashの様子など、興味深いインタビューです。
↓スタイリストのKoshkina Valeriyaさん
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◆おもに、"年末のロシアでのDimashの衣装の数々について"のお話です。
◆オリジナル動画(約17分)は日本語書き起こしの末尾にあります。
以下 日本語書き起こし
Oksana(Eurasia FC Dear/インタビュアー):先日、Dimash Qudaibergenがモスクワへやって来て、クリスマスと新年の番組の収録をしましたが、その時、ファンは彼の"新しいファッション"にとても驚きました。
いつものクラシカルな衣装とは打って変わった、"新しいDimashの姿"でした。
ファンがコメントしているように、"ちょっと違ったスタイリッシュで素敵な姿"でした。
"一体どういうことでしょう?
中国のスタイリストが、モスクワへやって来たのでしょうか?"
私達は、Dimashの傍らで"彼の衣装や髪やメイクを直している若くて可愛らしい女性"に注目しました。
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今日はそのファッションスタイリストのKoshkina Valeriyaさんとお話をしていきたいと思います。
彼女は今回のDimashの素敵な"イメージチェンジ"を担っていた方です。
こんにちは、Valeriyaさん。
V:こんにちは、Oksanaさん。
O:まず、あなたの職歴からお話しいただけますか?
スタイリストとして数年やられているということですが。
V:はい、私がプロとして働きだしたのは2008年からです。
西側では有名なGiorgio Armaniで、メイクアップアーティストのチーフとして7年以上働いていました。
Armaniではたくさんのことを学びました。
2015年には、TNTチャンネルの番組〖The Bachelor / バチェラー(恋愛リアリティ婚活サバイバル番組)〗でAlexey Vorobyovのチームに参加しました。
そこで私のスタイリングチームを組んだのですが、プロとして新しく素晴らしい経験を積ませて頂きました。
2か月間の撮影はエキゾチックな場所で行われ、私のキャリアの転機となりました。
そのすぐ後に私は自分のファッションスタイリング事務所を立ち上げ、以降様々なプロジェクトに取り組みました。
O:あなたは、Dimashの"モスクワ滞在中の全てのファッションをコーディネートする最初のスタイリスト"となりましたね。
それについて話していただけますか?
V:思ってもいなかったことが起こったんです。あれは仕事上のミーティングでした。
私は、モスクワの有名なスタイリストである友人から電話を受けました。
「Valeriya、面白いプロジェクトがあるんだけど」って言われたんです。
私は、若くて才能のある歌手Dimashという"存在"は知っていましたが、それ以上のことは知りませんでした。
それでDimashについてインターネットで調べてみて、"なんて素敵な若者なんだろう"と思いましたね。
190センチ超えの身長に完璧な容姿でしょ。
プロのスタイリストの目から見て、彼は正に"モデル"なのです。
バッチリハマりましたね。
彼は"最も今風のモデルタイプ"ですよ。
こんな容姿の男性が最近のファッション業界では求められているのです。
どうするべきかが分かっていたので、"(このプロジェクトは)私がやらなければ"と思いました。
でも、Dimashの歌を聴いた時、分からなくなりました。(後述の理由で、衣装の選択に困難が生じました)
(Dimash側の)要求(リクエスト)は、"ヨーロッパ、アメリカ、中国という、世界の(ファッションの)主流、最先端を行く"というものでした。
ストリートスタイル、フリーダム、アイデンティティ…とても気に入りました。
"Dimashの容姿"と、"Dimashのリクエスト"が気に入ったのです。
O:Valeriya、あなたの任務はどういったものだったのですか?
V:やるべきことはたくさんありました。
短い期間で、"今までDimashが着ていたステージ衣装とは違うタイプの衣装"を8~10着用意しなければなりませんでした。
O:期限はどうだったのでしょうか?
V:期限は短かったです。
1週間しかありませんでした。
それに、(衣装を選ぶには)彼の曲調を良く知らなければなりません。
それで私は彼の曲を聴きました。
そして、
【“現代的な若者向けの衣装”という彼からのリクエストと、"Igor Krutoy氏の音楽とのギャップ"】に気づいたのです。
モスクワで"そのような条件"の衣装を探すのは、そんなに簡単な仕事ではありません。
ここのファッション市場は、中国やアメリカみたいに"ファッション産業が発達している国"のようにはいかないんです。
O:そうでしょうね。
V:あの1週間はずっと働き詰めで、1日に2時間ほどしか寝られませんでした。
時間が経つのが速くて、仕事以外のことをする暇なんてありませんでした。
最初は、要求された仕事量がどれだけのものか、よくわかっていなかったのです。
もっとも、この業界ではそれはよくあることなんですけどね。後から詳しいことがわかってくるんです。
その時は、どの衣装をどの曲に合わせるのかも分からなかったんです。
(収録の)2日前に"3着必要だ"と知らされました。
それで、試着する時間もないまま、6~8着を用意しなければなりませんでした。
でも、私の気に入るとても素晴らしい2つのブランド、Red SeptemberとODORをみつけました。
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100%ハマりました。
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全てが奇跡的に上手くいったのです。
Dimashと私は"以前からの知り合いか"と思えるくらいに息が合って仕事が出来ました。
彼は「僕にとってはヘアスタイルが大事なんだ」と言って、どんな風にしたいかを見せてくれました。
私はすぐに理解できたので、一緒に創っていきました。
私達には時間はありませんでしたけれど、全ては"音楽が流れるようにスムーズに"いきましたよ。
O:あなた達は"波長が合った"ということですね。
V:はい、そうなんです。
O:Dimashはあなたが選んだ衣装を気に入りましたか?
V:(今日は)スタイルブックをまとめてきました。
O:見せて頂けますか?
V:はい、このパソコンでお見せしますね。
これはガラスビーズの衣装です。
これはレースの袖口のものです。
ここにはまた別のアクセントとなるリベットがついています。
私達は"ストリートスタイル、カジュアル"というメインテーマに沿って衣装を選びました。
1着だけクラッシックなスーツに合わせたコートを〖What? Where? When?〗という番組で着てもらいました。とても美しいコートでした。
これは特に今までの"クラッシックな衣装を纏ったDimash"を見慣れた方々のためです。
Dimashの今回のモスクワでの最後のパフォーマンスとなるものだったので、クラッシックなものを着て欲しかったんです。
O:あれは、“ジェームス・ボンド”のような衣装でしたね。
V:そうですね。Dimashも気に入っていました。
O:全てDimashに似合っていましたね。
V:Dimashは長身でハンサムな若者ですから。
O:クオリティを保っていましたよね。
V:いつものことです。
ロシアのスタイリストはいつでも正確に素早い仕事が要求されます。
残念ながら、私達はいつも短い期限、タイトなスケジュールで仕事をやらなければなりません。
今までいろいろなプロジェクトにかかわってきましたが、いつもそうなんです。
一瞬で集中して仕事にかからなければなりません。
それが四六時中働かなければならなくても、です。
O:ヘアスタイリストはどなただったのですか?
V:この方はモスクワでトップのヘアスタイリストです。
アジア流のヘアスタイリストで、Aleksey Gonatykさんと言います。
ラッキーなことに、Alekseyはスケジュールを変更して、モスクワに来てくれました。
皆さんがご覧になったの(ヘアスタイル)は、簡単なものです。
もう少し時間があったら、もっといいものになっていたんですよ。
O:子供はよく“大きく成ったら何になりたい”と言うものですが、あなたは子供の頃からスタイリストになりたいと思っていたのですか?
V:私の祖母は割と有名な服飾職人で、顧客は世界各地からも来ていましたし、素敵なものを作っていました。母は今でも数着保管しています。
私も小さい頃からお人形の洋服を作ったりしていました。
父は鉄道会社で働いていて、よくカラフルな端切れを持ち帰って来てくれました。私がそれでドレスを作ると、お友達が寄ってくるので、彼らのお人形にもドレスを縫ってあげたりしていました。
本当に裁縫が好きだったんですよね。
O:Dimashとの仕事はあなたにとってどんなものでしたか?
V:これは私にとって、新たな転機となりました。
今後これがどうなるかはまだわかりませんが、確かにひとつのポイントとなりました。
また一緒に仕事をする機会があればいいと思っています。
O:Dimashはあなたが選んだ衣装を気に入っていましたか?
V:はい、とても気に入ってくれましたよ。
衣装を見て喜んでくれました。
彼は積極的に選んでいましたよ。
私は最終的には20着以上を用意していました。
O:ということは、"Dimashが自ら自分のパフォーマンス用の衣装を選んだ"という事ですね?
V:はい、彼はいつも衣装は自分で決めました。
勿論、彼のお父様にも相談していましたよ。
お父様はとても大切な役割を担っていらっしゃいます。
そして、"全体像を描くとても大きな責任"を持っていらっしゃるんです。
O:ご自分の選んだ衣装に不安はありませんでしたか?
V:ええ、ありましたよ。
Kanat氏も、"丈の短いズボンが観衆やDimashのファンに受け入れられるかどうか"を心配されていました。ちょっと不安そうでした。
でもDimashが「僕はこういうのが着たかったんだよ。中国での衣装もこんな感じだったし」と言ったんです。
私自身も不安になってきていました。
衣装自体は、これだ、と思っていたし、お互いに意見が一致していたので、心配はしていませんでしたが、私はKanat氏のほうを気にしていました。
彼はとても温かい方なので、彼を心配させたくなかったのです。
私には、"暫くしたら皆さんがこの衣装を好きになる"と分かっていましたけれど、初めのうちはあまり良い評価は得られませんでした。
SNSなどで「なんであんなものを着ているの?」「何を彼に着せたのよ!」「彼はクラッシックなものを着なきゃ!」とか…。
Kanat氏はとてもナーバスになっていました。私も…。
でもDimashは私達をなだめ、スマホの写真を見せながらこう言いました
「Valeriya、これを見て。
これは中国での僕だよ。
僕達が選んだものと似ているでしょ?
このパンツを見てよ。
これなんかステージ上でフード付きパーカーを着ているんだよ」って。
彼は、私を落ち着かせようとしてくれました。
私は、Kanat氏を落ち着かせようとしました。
Dimashは私を冷静にさせてくれたんです。面白いでしょ?
あまり時間がなかったので、もっと彼を知りたかったですね。
私達は、彼の休憩時間中に彼の生活(人生)について話をしました。
これがDimashの人生。
彼はその運命によって生まれてきたのです。
彼はその運命に沿って生きているんです。
だから全てが上手くいっているんですよね。
この人はニセモノではありません。“本物”なのです。
彼の全ては"心の底からのもの"なので、全てが上手くいくでしょう。
O:Dimashのファンのリアクションにびっくりなさったとか。
彼女たちはあなたのSNSにやって来てコメントをしてきたんだそうですね。
V:正直、すごく驚きました。
私は彼のファンについては何も知らなかったんですよね。
ファンがいるということも…そこに"ファン文化"があることも。
全く知らなかったんです。
O:それは"色々な国のファンダムがあるということを知らなかった"という事ですか?
V:はい、世界中の方々からメッセージを頂きました。
彼女たちはとても親切で、温かいメッセージを送ってくれました。
中には批判的なものもちょっとはありましたが、ほとんどは良いものでした。
最初はあの衣装を気に入らなかった人たちも、後になって気が変わって応援してくれたりもしました。
とても嬉しかったし、有難かったです。
Dimashのファンを見ていて思ったのは、皆さんに共通して言えることは、"Dimashというアーティストへの愛がある"ということです。
彼女たちの眼には愛情と尊敬の念があって、とても美しいと思いました。
O:Dimashがどう思っているかはわかりませんが、"そういう風にファンに注目されること"に彼は疲れているかもしれないですよね。
こういう現象がもう4年以上も続いているんですから。
V:大変なことだと思います。
でも、彼はそういうことを嫌だとは思っていないですよ。
少なくとも私が舞台裏で見ていた限りでは、彼は(そういう現象に)嫌気がさしているようではなく、面倒だとも思っていなかったですよ。
控室に物凄くたくさんの花束が運ばれて来たのを覚えています。
あの…(ファンからの)花束は一つもなくしたりないがしろにされたりはしていませんから。
彼はキチンと花束を集めていました。
しっかりと(花束の意味を)受け止めていますよ。
彼にとってはとても大切なことなんです。
O:彼はプレゼント(を貰うこと)には気配りをしていますよ、ホントに。
V:はい、それに一緒に働く人たちにも気を配っています。
彼はそういうことが好きなんです。
だから容易に(そういうことが)できるんです。
O:彼の性格はどうでしょう?
V:Dimashには良い印象しかなかったです。
微笑みなしには話ができないくらいですよ。
彼はとても礼儀正しく、とても大きな心と強い個性を持っている若者です。
クレムリンでの撮影の時にあった話ですが、私とアシスタントが"通行証"を失くしてしまったんです。それは再発行できないものでした。
それで私は、"Dimashが自分で全部準備しなければならない"と思いました。
私はDimashに"どのパフォーマンスにどの衣装を着るか、どうやってメイクアップやヘアスタイリングをするか"を伝えました。
彼は私の言う事を全て聞いてくれました。
怒ったり面倒くさがったりはしませんでした。どうやって自分でやるかも彼は全くわからないのに、です。
彼は衣装ケースと道具を持って撮影現場に向かいました。
ラッキーなことに私達の通行証は再発行できて、私達も入ることが出来たのですけど。
でも、これでDimashの素晴らしい性格がわかりましたね。
まだありますよ。
私とアシスタントが、彼の靴をたくさん入れたキャリーケースを運んでいたら、Dimashは、私達小さな女性が重いケースを運んでいるのを見て「手伝うよ」と言ってくれたんです。
最初はどうしようかと迷ったのですが、結局車まで運んでもらうことにしました。
彼は、本当に紳士ですよね。
【書き起こしここまで】
↓オリジナル動画。約17分 2021年1月14日UP
Copyright © "DK Media World EFC"
INSTAGRAM:https://www.instagram.com/dk_media_world/
↓Koshkina Valeriyaさんインスタグラムから。楽しそうなDimash
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dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
↓MTV FridayLivestream 投票の手引き(全5ページ)
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