【ディマシュを知る、カザフスタンを知る】
3月1日、カザフスタン共和国に"感謝祭"が訪れました。
何に対しての"感謝"祭でしょうか?
↓在日カザフスタン共和国SNSより
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【あらまし】
現在カザフスタン共和国は、 国の中になんと130以上もの民族が同居している"多民族国家"です。それぞれが違う伝統、違う文化、似通ってはいたとしても違う言語を持っています。
19世紀ロシア帝国統治時代には、ロシアからロシア人の大量入植がありました。
また、ソ連邦の政策移民などで民族構成が複雑化し、1990年ごろは基幹民族であるカザフ系の人口は、ロシア系37%をやや上回る40%程度、過半数以下でした。
そして、1991年ソ連が解体され、カザフスタンは国として独立し、ロシア人・ドイツ人が自国へ移住(戻る)するなど、以降、民族構成は大きく変動しました。
現在では、↑の円グラフが示す通り、基幹民族カザフ系68.5%、ロシア系18.9%、ウズベク系3.3%、ウイグル系、ウクライナ系、タタール系、ドイツ系、ほか朝鮮系など様々の民族(約130)が住んでいます。
そして、130ある民族のうち殆どを占める約120の民族は、人口構成で言うと【全体の3.6パーセント】極少数民族にあたります。
これらのひとびとは「カザフスタン共和国の国民」であり、カザフスタン国内に、違う文化、違う伝統を持ちながら共存しています。
また、広大な国土(日本の約7倍)の中で、その民族的分布にも偏り(かたより)があります。少数民族は主に地方部に多く分布しています。
そして、基幹民族カザフ民の中でも、いくつかのグループ(部族)があります。
【自国に置き換えて考えてみたら】
仮に、日本で同じような状況があったと仮定して考えながら読み進めてみましょう。
話はもう少し複雑ですが、ここでは大雑把に、"国"で考えます。
日本はいわゆる単一民族国家と言われています。
(註:単一民族国家とは、"国内に居住するすべてのひとが単一民族である"と定義されますが、厳密な意味では、そのような国は日本を含め世界のどこにも存在していません)
・約30年前、「日本」と言う国が、長きにわたって君臨していた宗主国の解体にともない、独立しました。
・独立時、日本人は全体の過半数以下の4割しかいませんでした。
と、仮定します。
国籍は全員同じ日本ですが、6割はそれぞれ文化も宗教も歴史も違います。
住んでいる地域も国内で違います。
そして、ほぼ同数4割は、かつての宗主国由来のひとびとです。
そのほかに130ものグループがあります。
バックグラウンドとなる文化宗教歴史が違えば、価値観もおのずと違うでしょう。
この国をひとつにまとめ、世界に肩を並べるべく発展させ、運営していくのは難しいだろうな、と感じませんか?
若い国が"世界に肩を並べるべく発展していく"のを"国策""国民の総意"として目指す時、国内に民族間の大きな紛争、亀裂、断絶の種があっては、それは成しえません。
いかにして平和裏に"チームカザフスタン"として前進していくかが問われます。
もちろん、それに対するたくみな各政策も必要でしょう。
それぞれの文化、伝統を尊重しつつも、「同じ一つのカザフスタン共和国民としての団結」を謳うのは自然の流れで、賢明だと感じられます。
この"感謝祭"は、2016年にできました。
カザフスタン共和国内の130もの多民族間の、【相互理解、協調に対する努力への感謝、
そして、とりわけ国を担っていく若者の相互尊重の気持ちの育成】を願って、大統領直属の諮問機関として1995年に創設された"カザフスタン諸民族会議"設立日の3月に定められています。
【ディマシュの言葉】
以前、ディマシュは訪問先の施設の子供たちの質問にこう答えました。
子供:属しているのは、(カザフ民の中の)どの部族ですか?
(子供はきっと、自分がしょっちゅう大人や周りにそう質問されているのでしょう。だから同じ質問をディマシュにもした。)
D:僕の部族名?それは言わないでもいいかな?
シンプルな友人関係の中で、人がお互いを良く知合いさえすれば、(どんな部族だって)変わりはないんだよ。
身分(人種)を決めた時と比べて、今はその機能(役割)が変わってきているってこと。
今は「身分(人種)を強調しないことの重要性」は皆も分かっているでしょ?
以前はこういうことはカザフ人の生活哲学を理解するのに役立ったし、カザフの7代祖先を知る事は重要だったんだけどね。
でも今、どの部族だとかを強調して区別して、それぞれを別々として見てしまうと…(人口比率を考えたら)ちょっとおかしいよね。
だから僕の部族(部落)は秘密にしておくね。
今、大事なのは、「僕はカザフ人」っていうことなんだよ。
国をこれから担っていく子供たちに向けて、わかりやすく真摯に発せられたディマシュの言葉。
カザフスタン共和国の成り立ちと、目指す今後を考えた時、この重さと重要性がよくわかりますね。
ディマシュは、色々な意味で自国の子供たちのロールモデルになっているのでしょう。
3月1日カザフスタンの感謝祭に寄せて、
あらためて、ディマシュに敬服。
(共著:まつりか)
↓ブログ内参考記事
dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
おまけ
↓子供時代のディマシュ。いつ見ても可愛いですね。
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