2015年
カザフスタンのテレビ番組“Zhana Kun(新たな日)”。
同年、ベラルーシで行われたSlavic Bazaar 歌コンテストで優勝し、母国カザフスタンへ凱旋帰国したDimashへのインタビュー番組。
Dimashは、この大きな国際コンテストの優勝により、初期のブレイクの大きなきっかけをつかみました。
テレビ番組“Zhana Kun(新たな日)”は、そのディマシュをゲストに呼びインタビューをしました。
本記事は、その日本語書き起こしです。
21歳。当時の若いディマシュの考えや感じ方が垣間見えるインタビューです。
・この公式動画(約11分38秒。ラストに"JAMAICA"をスタジオで歌唱)は、書き起こしの末尾にあります。
以下日本語書き起こし
Zhana Kun ―Konahi スタジオ
👨:皆さん、おはようございます!
“Zhana Kun(新たな日)”の時間です。
👩:今日のゲストはSlavic Bazaar2015の優勝者、
歌手のDimash Kudaibergen さんです。
(ナレーション)
Dimash Kudaibergen は、2015年Slavic Bazaar国際ボーカルコンテストで優勝しました。
彼はカザフスタンのアクトベ地区で才能ある歌手の一族のひとりとして生まれました。
👨:Dimash、
ようこそ“Zhana Kun”へ。
D:おはようございます。
カザフスタンの皆さん、おはようございます。
今朝はいいスタートをきりました。
今日はいい気分です。
この番組に招いていただき、ありがとうございます。
👩:今日この番組に出演していただいてうれしいわ。
それに…おめでとうございます!
D:ありがとうございます。
👩:この国際的な大きなコンテストの後で、どんな印象が残りましたか?
D:言葉では言い表せないですけど、正直に言うと、このコンテストに出場するのは10歳の頃からの夢だったんです。
このような結果(優勝)になって、とても嬉しく思っています。神に感謝です。
でも本当のところは、グランプリを獲れる100%の確信はありませんでした。
でも、我が国の代表として自信をもって参加しました。
👩:他に強力なライバルはいましたか?
恐いと思った瞬間はありましたか?
D:出場者はみなさん強者でプロフェッショナルな方たちばかりでしたよ。
みなさん素晴らしいアーティストで、それぞれの自国ではとても有名な方たちです。
ですから、僕がいつも言っていることなんですけど、
「ステージで自分を(上手く)コントロールできた者が勝者になれる」ということです。
数百万人の人がテレビで観ているんですから、僕たちも緊張しますよね。
👩:あそこで自分を上手くコントロールできるのか?…と。
D:はい。
(ですから)コンテストの前の3日間は(イスラムの経典)コーランを読んでいました。
僕たちはみんな神(アラー)を信じていますから。
コーランを読むことが、僕の助けになりました。
それであんな結果(優勝)を得られたんです。
もしみなさんが他の出場者のリハーサルを見て彼らの実力を知ったら「Dimash、君が100%勝てるかどうかはわからないよ」と言われたでしょうね。
というのも、出場者みなさんがその高いレベルを見せつけていましたから。
でも、みなさんコンサートの間はちょっと不安そうでした。
👩:Dimash、他の素晴らしい出演者と比べて、あなたはどこが特別なんでしょう?
D:レパートリーです。
聴衆は彼ら(他の出演者)が自分の国で歌っているのを聴いています。
Slavicの人々は違ったジャンルの音楽を聴いているんです。
カザフの曲・特色は、聴衆にとってはちょっと特殊なものなんですよね。
だから僕は、準決勝でカザフの民謡<Daididau>を歌いました。
曲の冒頭でのドンブラの音色は彼らには特別な印象を与えたと思いました。
そして、ほとんどのロシアの芸能人のかたがたは「カザフの音楽はなんて美しいメロディーのある曲なんだろう」と言って下さいました。
👩:どなたがそれを選曲されたのですか?
D:どのコンテストでも選曲は僕自身です。
もちろん、僕の先生方にも相談します。
僕の先生は、カザフスタン共和国の栄誉アーティストで著名な歌手のMayra Turlabekovna Dauletbak先生です。
今、僕はこの先生から学んでいます。
彼女の勧めもあってお互いが同意した3曲を選びました。
決勝の2日目はロシアの曲<Opyat Metel/Опять Метель/Blizzard again(再び吹雪)>を歌いました。
3日目はフランス語の<S.O.S.>を歌いました。
👨:Dimash、これが最初のコンテストの優勝ではないですよね。
あなたは子供のころからいろいろなコンテストに出場していますが、“Slavic Bazaar2015”の経験から得たものは何でしょうか?
D:こういうコンテストの主要な目的は、"他国の人々に自分を知ってもらい、出演者同士の芸術を印象づけて、経験を分かち合う"ことです。
僕も他の出場者たちの芸術を見て、ボーカルやアーティスティックな経験を学びました。
というのも、彼らは(良い)例に挙げられるようなアーティストだから。
👩:外国のアーティストからは何を学んで、何を学ぶべきでないと思いますか?
D:僕は“何でも知っている”という人間ではないですが、僕が後続の若い人たちに言えるのは、
"僕は外国の曲が大好きで、尊敬もしています。でも、“Slavic Bazaar”のような国際的なコンテストに(国を代表して)出場するなら、自分の国の言葉で歌うべきだと思う"ということです。
僕たちが例えば英語で曲を歌っても、誰にも印象を残すことはできない、ということです。(カザフ人歌手はコンテストで英語の歌では印象付けることができない)
良いアクセント(音色・調子・韻律)を引き出せるのは、それが自国の言語だからです。
👩:すばらしいですね。
Dimash、ここでコマーシャルの後、番組を続けます。
コマーシャル後、仕切り直し
👨:番組をご覧のみなさん、おはようございます。
生放送 “Zhana Kun(新たな日)”をお送りしています。
今日のゲストは“Slavic Bazaar”の優勝者、有名歌手のDimash Kudaibergen さんです。
👩:Dimash、もう一度、おはようございます。
この番組に出演していただいてうれしく思います。
今回の勝利、おめでとうございます。
D:ありがとうございます。
👩:次の質問に行きましょう。
賞品(戦利品)は何でしたか?
D:戦利品ですね…
みなさんそれぞれに趣向がありますよね。
僕にとっての賞品は、"皆さんから声をかけていただいたこと"ですね。
今ではいろいろな国で多くのかたがたが僕のアートを楽しんでくれています。テレビで見て下さったり。
それが、僕にとっては大きなトロフィーです。
👩:カザフ人も、知られてきましたよね。
あなたが祖国を知らしめた…。
D:それは僕の夢の一つだったんですよね。
子供のころから“こういうコンテストで僕たちの国旗を靡かせる”っていうのが夢だったんです。
この場をお借りしてLuisa Norhovatovaちゃんのことを言いたいと思います。
彼女は今年“Slavic Bazaar 子供の部”に出場しました。
そして素晴らしいパフォーマンスを見せて、彼女もまたグランプリを獲得しました。
👩:すばらしい!
👩:あるインタビューであなたは"ロシアを征服したい"と言っていましたが、これは"モスクワへ行く"ということでしょうか?
D:いいえ。
よく“若き野心”と言いますけど、確かにそれは若き野心、展望かもしれません。
でも、僕は将来的にはロシアのテレビで僕たちの曲が流れることを望んでいるんです。
👨:そういうことを叶えるにはたくさんの資金とプロデューサーが必要ですよね。
そういうプロデューサーはいますか?
D:カザフスタンのほとんどのプロデューサーを僕は知っています。
彼らをとても尊敬していますし、彼らの仕事は素晴らしいと心から思っています。
ですが、僕はプロデューサーとは仕事はできないと思っているんです。
僕にはネックがあって、自分が歌いたくない曲を"歌え"と誰かに言われても僕は歌えないし、誰かに"これを着なさい"と言われても僕には無理なんです。
そういうことで、今はプロデューサーをつけずにやっているんです。
将来僕のビデオをプロデューサーなしで、ロシアで創れたらすごくうれしいんですけど。
👩:コンテスト優勝後に何かオファーはありましたか?
D:ベラルーシの国営テレビのインタビューに呼ばれました。
dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
↓インタビュー
↓ 歌
👩:Dimash、芸術の道に進む若い子達に、何かアドバイスはありますか?
D:すべての歌手は“歌う”前に、まずは自分の国を愛するべきだと思います。
ボーカルや演技力のレッスンをして、プロとしての経験を積んで、大きなコンテストで僕たちの(自国の)曲を歌える日が君たちに来ることを、願っています。
👨:ありがとうございます。
では、ここで視聴者の皆さんへ一言お願いします。
D:みなさんの毎日が幸せに満ちていますように。
みなさんの人生が成功しますように。
ハバールテレビで素晴らしい時間をお過ごしください!
いつもハッピーで!
👨👩:ありがとうございます。
👩:Dimash、あなたの一歩一歩が成功しますように。
あなたの新しい曲が国際的なレベルでカザフスタンを代表しますように。
D:ありがとうございます。
歌【JAMAICA】
全力笑顔
↓ "JAMAICA"についてはこちら
dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
↓番組公式動画約11分38秒。
↓ このインタビュー番組とほぼ同時期に配信されたもう一つのインタビュー書き起こしはこちら。若いDimashの気概がこちらでも感じられます。
Slavic Bazaarの説明などもこちら。
dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
★★★
↓公式 ディマシュ ジャパン ファンクラブホームページ
↓公式 ディマシュ ジャパン ファンクラブSNSとディマシュ本人やOFFICIALのSNS
dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com
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