ディマシュ・クダイベルゲン/ Dimash Qudaibergen  

ディマシュ ジャパン /Blog by Dimash Japan

【書き起こし】Part5/ディマシュ ミッション"Daididau"

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◆本記事は、

Eurasiaファンクラブのメディア制作部門DK Media Worldによる、Dimashの歌手2017<Daididau>を支えた人達のエピソード動画/Part5の、日本語書き起こし(許可済み)です。

Part1はこちら↓

dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com

Part2はこちら↓

dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com

Part3はこちら↓

dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com

Part4はこちら↓

dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com

◆”歌手2017"のディマシュのパフォーマンスのためにカザフスタンから中国にやってきたサポートチームの"中国での思い出話"

◆ディマシュをきっかけに"Daididau"が世界に知られ、歌われるようになり、世界の人々がカザフの文化や伝統に興味を持つようになって行く過程。

◆オリジナル動画(約21分37秒)は日本語書き起こしの末尾にあります。

 

以下 日本語書き起こし

※画像の無断転載はご遠慮ください

 

Talgat映像部長:Dimashが<Daididau>を歌っている時、私はステージから手が届くほどの距離に立っていました。

我々が会場に入って行った時、Dimashと一緒に現れたわけでもないのに、観衆のみなさんは立ち上がってカザフスタンからやってきた私達をあたたかく迎えてくれたのですよ。

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その頃Dimashはステージに登場する準備をしていました。

観衆の皆さんは我々をとても歓迎してくれましたよ。

そして私はDimashのお父様のKanatさんと間違えられていたので、更なる歓迎を受けてしまいました。

すごい歓迎ぶりでした。まるでスーパースターになったような気分でしたね。

 

Dimashの名前が呼ばれると、観衆のキャーキャーという叫び声が響きました。

暗いところからスポットライトの当たる場所までDimashが出てくると、観衆は狂喜しましたよ。

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でも、彼が歌い始めるとすぐに会場全体が静かになりました。

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そして歌い終えるとまたすぐに観衆の大拍手に包まれました。

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Maira学部長:Dimashは自信に満ちて歌いましたわ。

彼の歌声はリハーサルの時よりも良くなっておりました。

Dimashは、私たちや楽団の到来が彼に力と応援を与えた、と言っていましたわ。

しかしながら、私は"皆様の盛大な拍手も彼に力をくださった"と信じておりますのよ。

 

Talgat映像部長:前撮りなどありませんでしたね。

全てのテレビカメラは収録の準備ができていたのです。

ビデオエンジニアは、何台もあるテレビカメラで撮影した画面の最適な部分をリアルタイムで編集していたのです。

観衆や我々までも専属にカメラをつけて撮影していたのです。

これは多カメラ収録の手法ですね。

それはビデオ編集においてかなりの技術を要するものなのです。

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ステージから1.5メートルしか離れていないところから素晴らしい音響を生で聴くのは、テレビで見ているのとは全く違うのですよ。

彼の息遣いや楽器の弓が当たる音まで聞こえてきます。

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本当に全く違う感覚でしたよ。

その空気感は親密な感じでした。

約200人の観衆は特に多いわけではありませんが、これくらいのサイズの会場が音響的には完璧です。

すべてが生のパフォーマンスだったのです。

あの音、ビデオ、ライト、ハートビートが全て前撮りなしの"ライブ"だったなんて、信じられますか?

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Dimashは<Daididau>を(あの場で)"たった一度だけ"歌ったのですよ。

言い換えれば、すべてが現実に起こったものだ、ということです。

ステージ、観衆、みなさんの感情、すべてが"本物"だったのです。

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Sadzhana:パフォーマンスの終わりに、先生方が誇りと嬉しさで涙を流していらっしゃるのを見ました。

感動して喜んでいらっしゃいました。

私たちはそんなことは予想もしていませんでした。

というのも、私たちは先生方の違った面ばかりをいつも見ていましたから。

全ての過程やステージ上の出来事がほんの一瞬だったように思えました。

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Turar教授:我々はかなり緊張していました。

特にDimashはいつも生で歌うものですから。

それにドンブラも演奏しましたからね。

でも彼はとてもよくやりましたよ。全てが上手くいきました。

私はこの楽器を熟知しています。

パフォーマンスをする時に緊張するのは当然です。

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自分の学生がパフォーマンスをするのは我々のほうも緊張するものです。

それにこれは国際的コンテストですしね。

我々はそこに立って息を止めて見ていました。

この感覚を説明するのは難しいですよ。

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Sadzhana:パフォーマンスが終わると、半分くらいの観衆が涙を流していました。

それは"私たちのパフォーマンスの感情表現がちゃんと伝わった"ということなんです。

Dimashさえも感激で涙を浮かべていましたよ。

それは、完璧なパフォーマンスができたからじゃなくて、感動している観衆の反応を実際に見て、自国への誇りや幸福感からです。

カザフ語の歌詞と民族楽器を使った曲だったのですが、すべてが成功しました。

会場に座っていた私たちみんなも、ステージ上にはいたのですが、Dimashの素晴らしいパフォーマンスに感動しました。

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彼はこの曲に意義や魂、愛を込めました。

どんなに鈍感な人でも感じ取れるほどだったと思いますよ。

ステージから降りた後、先生方の目にも涙が光っているのが見えました。

あの時の思い出は一生心に残ると思います。

大きな歴史的瞬間の一端となるという感触はとても素晴らしいものでした。

カザフの伝統音楽を演奏することは、私たちの細胞にある記憶を目覚めさせることでもあるんでしょうね。

深く内にある何かの力をね。

あの瞬間はあらゆる感情に溢れていましたね。

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Dimashはパフォーマンスを終えると、私たち全員に温かい感謝をしてくれました。

彼は、私たちが素晴らしいパフォーマンスを見せて、観衆が涙を流すような素敵なリアクションを引き出せたことを喜んでいました。

アーティストはそれでいつも感激するものなのです。

 

Talgat映像部長:<Daididau>のパフォーマンスが終わると、我々は別室に移動しました。

そこにはリラックスできるソファーやディナーテーブルなどがありました。

我々はそこで他の出演者のパフォーマンスやその結果を大きなスクリーンで見ていました。

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Dimashはいつでも彼の最大限の技量を最後まで歌に注ぎます。

彼がパフォーマンスを終えると、ものすごく疲れているのがわかりました。

彼はステージから降りるので精一杯で、他の力は残っていませんでした。

空っぽになったような感じでしたよ。

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彼はドンブラを弾いている時、面白いことに、

"はめていた指輪が落ちないか"を心配していたんだそうですよ。 

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順位発表のシーン

【洪涛(“歌手”のプロデューサー):今から500人の観客による投票結果の発表を行います。

第3位は…Dimash!】

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【D:今日は、たとえ最下位になっても嬉しかったんです。

カザフスタンの民謡をこんな大きな舞台で披露できたから。

僕の夢は叶いました。

皆さんに僕の夢を叶えていただいて感謝しています。】

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Talgat映像部長:チーフプロデューサー(洪涛)が我々のところへやって来て、Dimashのことを感謝してくれました。

そして、"Dimashには素晴らしい未来が待っている"と言ったのです。

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【洪:彼の違った一面を見れたよね。

超高音を出さなくても、やさしい声でも、観衆には君の真意が伝わるんだよね。おめでとう!】

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Maira学部長:Dimashがその週の一位にならなかったことには、ちょっとがっかり致しました。でもそれは投票者の決定ですからね。

ただ、観衆の皆様の反応からは、このコンテストの期間中にたくさんのファンが世界中にできたのがわかりましたし、尊敬いたしますジャッキーチェン様も彼を認めてくださいましたので、一位になるべきだと私は思いましたの。

私達にとって、彼は一番でございました。

 

Talgat映像部長:Dimashのパフォーマンスの後も、夜中に収録が終わるまでそこにいました。

外は雨でしたが、彼のファンは通りで出待ちをしていて、彼が出てきたら彼らの敬愛を表そうとしていましたね。

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私は、彼の才能を認めてくれた彼女たちにとても感謝していますよ。

彼が出ていくと人々は周りを囲み、そのうちの一人が彼と握手をしてもいいかと尋ねたら、彼はそこにいたみんなにハグをし始めたんです。

191センチの体で彼女たちを包むようにハグしだしたのですよ。

彼のファンだとわかっているから。

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Turar教授:2日後、我々は帰国しました。

 

◆2017年2月24日 サポートチーム帰国

◆2017年3月4日 Daididauテレビ放送

 

Sadzhana:(テレビで)観て、またあの時の瞬間のエネルギーと感謝の気持ちがよみがえりました。

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【D:ありがとうございます。カザフスタン国立芸術大学から来てくれた友人にも感謝です!】

 

Sadzhana:"私たちがどこに行って何をしたのか"は誰にも言っていなかったので、(テレビを観た)みんなは、息をのんでびっくりした顔をしていました。

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私たちはただ「時期が来たら秘密を明かしてあげる」とだけ言いましたよ(笑)

大臣がそのあと、SNSで声明を発表しました。

みんな私たちの到着を待って、この話題を話し始め、放送を待ち望んでいました。

そして字幕付きでこの放送を見ました。

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他の競演者のリアクションを見るのは嬉しかったですね。

彼らは嫉妬などせずに堪能して見ていましたよね。

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"みなさんが一位を争うコンテスト"なのに、心から温かく見てくれていましたよね。

 

Turar教授:このパフォーマンスの為に選んだ学生は"ベストメンバー"でした。

数名はもう卒業しました。

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ある者はマスター課程を取っていますし、Sadzhanaは博士課程に進んでいます。

全員が素晴らしいミュージシャンですよ。

 

Sadzhana:"完璧には限界がない"ということを心に刻んでいます。

もっとプロ意識を持って努力する必要があるということですね。

今回、中国サイドの洗練されたやり方がとても印象的でした。

こういう環境で仕事が出来て本当に嬉しかったです。

全てがより良くなるように出来るのは、ものすごく嬉しいことなんですよ!

今回のことは、パフォーマンスに参加した私達全員にかけがえの無い経験をもたらしてくれました。

あんな喜びと感激は、一生心に残るものとなるでしょう。

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Talgat映像部長: “歌手” のコンテストを終えてカザフスタンへ帰国したDimashは、ものすごい人気者となりました。

空港から始まってどこへ行っても歓迎されました。

彼が大学へ戻ってきた時、文化スポーツ省の大臣が彼に会いに来ました。

我が国ではそういうことは非常に重大なことなのです。

 

中国の番組 “歌手2017” でのDimashの伝説的なパフォーマンスによって、<Daididau>は、世界中で多くのカバーをされるようになった。

(DJFC註 ※Daididauは公には作者不詳とされているので、カバー.・配信にあたっては著作権法に抵触しません。)

◆ベルギー/Juliaのカバービデオ

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Maira学部長:Dimashはとても謙虚ですよ。

Dimashが世界的に有名になって何か変わったかと聞かれましたらば、"彼はスター病にならず、謙虚で礼儀正しい若者のままだ"とお答え致します。

この素晴らしい才能にも関わらず、謙虚な態度で年長者や彼のファンを尊敬しています。

これは、彼の高貴さを証明していますわね。

 

◆イタリア/Fabio Casaleのカバービデオ

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Turar教授:Dimashを見た時、

"こんなに才能のある学生がいる"ということが私は嬉しかったし、

更に言えば"わが故郷のアクトべ出身"だということが嬉しかったですね。

彼は我が大学、我が国民の誇りです。

みんな彼に満足しています。

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◆チリ/Jonathan Danosoのカバービデオ

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Sadzhana:私たちがこのコンテストに行った時"これは大変な責任がある"と感じました。

Dimashをサポートするというこんな大事(おおごと)に関して信頼されるなんて、本当に嬉しかったですね。

祖国の楽器と衣装を見せることで祖国の為になるなんて…です。

祖国の素材から生まれたこういう小さなアイデアすべてが国の為になるのが。

 

◆インドネシア/Rimar Callistaのカバービデオ

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Talgat映像部長:"カザフ語を学ぶ"というブームが生まれました。

世界中の人々が、カザフの文化や伝統に興味を持つようになってくれたのですよ。

これは、Dimashのおかげです。

彼が、我が国の印象を高く引き上げてくれたのです。

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今では全世界が

"Dimashとは誰なのか、どこの国の出身で何について歌っているのか"を知っているのです。

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※DK Media Worldより

「この経験をシェアして下さったショーの参加者様に感謝申し上げます。」

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★Maira Ilyassova
KazNUA(カザフスタン国立芸術大学)“伝統音楽” 学部長(2017)、ボーカル教師、カザフスタン共和国栄誉アーティスト、“Qurmet(Kumet)”、“Parasat” 勲章受賞者

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★Turar Allpbaev
KazNUA “伝統音楽” 部教授、カザフスタン共和国“Qurmet(Kumet)”勲章・Ybyral Altynsarin 勲章受章者

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★Talgat Tayshanov
シネマ・TV KazNUA部部長(2017)、KazNUA“カメラアート”ワークショップ客員教授、“Khalyk algyssy”勲章受章者

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★Kairolla Abishev
ファッションデザイナー、“Zeken Moda”ブランドの創設者、“Qurmet(Kumet)”勲章の受章者

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★Sadzhana Murzalyeva
KazNUI“伝統音楽民族楽器” 学部 講師、“Daryn”賞青年の部の優勝者

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ミッション"Daididau"は、続いて行く…。

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 ★★★ 

↓オリジナル動画。約21分37秒 2021年5月21日UP
(2021年5月31日 フル バージョンUP /  頭出し~最後まで)

"Mission Daididau" Documentary film. Mysterious "Singer" 
Part 5   No Room for Error

youtu.be

Copyright © "DK Media World EFC"

https://www.instagram.com/dk_media_world/

★★★ 

↓公式 ディマシュ ジャパン ファンクラブの各リンクと

ディマシュ本人やOFFICIALのSNSリンク集

dimashkudaibergenjapan.com

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