ディマシュ・クダイベルゲン/ Dimash Qudaibergen  

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【祝100万回視聴】"Daididau 2021"【解説】

ディマシュの公式YouTubeチャンネル"Daididau 2021"100万回視聴回数を達成しましたのでご案内します。

 

おめでとうございます!

 
 
 
 
 
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"Daididau 2021"

作:Magzhan Zhumabayev(後述)

カザフ語

日本語字幕付き(当クラブ提供)

※この動画は、2021年1月16日に配信されたデジタルショウ(オンラインコンサート)の中の一曲です。

youtu.be

【目次】

★Daididauについて

ディマシュを語るうえで欠かせない作品の一つとして挙げられる"Daididau"について、改めて振り返ってみましょう。

 

●タイトル : Дайдидау(Daididau) (カザフ語)

 

●民謡 (作詞者、作曲者不詳)

(ただし、後世の研究で、後述の Magzhan Zhumabayev1893-1938マグジャン・ズマバエフで間違いないとされています)

 

●オリジナル : (1935・38年上演の舞台・オペラ “жаңбыр”(雨)の劇用音楽)

 

●舞台上演時、この歌は、すでに「作者不詳のカザフの民俗曲」として扱われました。

その背景には、作者を公表できない当時の政治・社会問題があります。

Daididauは、当時(ソビエト連邦支配下)の世情ゆえに、作者名を伏せられ後世に伝えられてきました。

●また、この歌の要(かなめ)である、"Daididau"と言う言葉自体は、カザフ語には存在しておらず、ほかの言語に起源も求められず、"言葉としては"意味不明のものです。

なぜ、そのような言葉を使ったのでしょうか。

◆作者について

Daididauの作者にして作家、カザフ人Magzhan/マグジャンは、ソビエト連邦支配下、スターリンが実行した政治弾圧大粛清の時代、反体制主導者(政治犯)として二度めの投獄の末に1938年に45歳で処刑された人物でした。

この歌はMagzhanの最初の投獄中に作られた」と言われています。

マグジャン・ズマバエフ

歌詞については、獄中で心理的痛めつけ("お前の女房は捕まったお前を捨てると言っているぞ"など)を受けたMagzhanの心情ではないか、との説があります。

 

この歌は、カザフスタンがソビエト連邦の支配から解放された1991年(カザフスタン共和国独立の年)になり、ようやくその禁断の紐を解かれ、音楽家・民謡復元研究のZhanibek Karmenovにより「Magzhanのもの」と発表されました。

時代背景から「作者不詳の民謡とされること」により、かろうじて人々に歌い継がれてきた「ダイディダウ」ですが、

・実の作者が、ソビエト連邦支配下体制に於いて「政治犯」として処刑されたMagzhan Zhumabayev/マグジャン・ジュマバエフであること

・この歌が投獄中に書かれたものであること

・歌の対象はマグジャンの(二度目の)妻であろうこと

などが1991年以降の研究での定説です。

 

作者Magzhanが置かれた時代背景と状況を知ると、この歌に貫かれている"民族の哀しみ"と、ディマシュがそれを歌う意味が、より鮮明に見えてみます。

◆"Daididau"が意味するもの

この歌については、後世にさまざまな研究・解釈がなされました。

前述したように、この歌の要(かなめ)である"Daididau"と言う言葉自体はカザフ語には存在しておらず、ほかの言語に起源も求められず、言葉としては意味不明のものです。

単刀直入に言うと「ダイディダウ」は、この曲で歌っている「愛する女性」を指す「呼び名」ということで落ち着いています。

歌詞中、дайдидау-ай ダイディダウ-アイайアイは、感嘆の言葉でもありますが、「愛しいものへの呼びかけ」として「-ай」の形で付加され、「ああ、愛しいダイディダウよ」という意味合いになります。

(Dimashの歌唱では、「ダイディダウワイ」と聞こえたりもします。)

「ある女性を指す」といっても、もちろん"名前そのもの"ではなく、また、愛称としても、具体的な意味を見出せない「音」で、そのために、ヴォ―カリーズのような、音遊びのような、「辞書にもない、意味のない言葉」ということになります。

 

当時、作者マグジャンの近い係累者はすべて逮捕されたり迫害された時代でした。

出身の村でも住民や関係者は固く口を閉ざし、最近までマグジャンとの縁を一切語らなかったと言います。

それらのことから、"Daididau"は、その元のあだ名すら分からぬよう、誰を指すかも容易に推測できぬよう、用意周到に暈してあるのではないか、と推測できます。

◆ディマシュバージョンの"Daididau"

カザフの民謡などで伝統的な歌唱を聴くと、聞かせどころで一番自慢の喉を草原に響き渡らせるかのように、音を長く伸ばすことがあります。

Daididauですと、そこに入る前の、あ~~♪を非常に長く伸ばして、続く"ダイディダウ"はさらりと流す。

敢えて"軽く扱う手法"が取られているものがあります。

それらの歌唱からは、"Daididau”と言う言葉にDimashのような「歌のかなめ」の印象は生まれていません。

 

ディマシュは、"Daididau"の部分を決して軽い"合いの手"としては歌っておらず、「新しい解釈」で編曲し、歌いました。

"Dimashバージョン"です。

今、多くの人が「ダイディダウ」を「とても大切な人」を指す、何がしかの「名前」として聴くようになったのは、そんな事も影響しているのかと推察しています。

また、Dimash自体の歌唱も、最初の頃と変わってきています。

様々なことに造詣や思いが深まっていくとともに、表現の解釈も深くなっていくのでしょう。

 

「一番大事で一番声を大にして呼びたい名前なのに、呼べない」

そんな苦しさが偲ばれる、一人の男性の慟哭、民族の魂の慟哭の音・響きがDimashの歌う"Daididau"にはあります。

 

↓2022年 プラハ ARNAUにて ファンと"Daididau"合唱

D:この曲(Daididau)を初めて聴いた時、僕は学生だった。

その時"いつかこの曲を演奏しよう"と思っていた。

数年後(僕の記憶が正しければ)17歳の時、国際コンクールのためにこの曲のアレンジに取り掛かり始めた。当時僕はアクトベに住んでいた。

Bakytbek aga(Dimash Aliクリエイティブセンターの共同創設者)がアレンジ(編曲)してくれ、僕も初めて音楽プロデューサーとして働いた。

そして、このビデオの、まさにこんなシーンを夢見ていたんだ。

 
 
 
 
 
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共著:まつりか

★Daididau聴き比べ

ディマシュが歌ってきたDaididauの一部を公式サイトより。

※クリック(タップ)で直接飛びます

 

↓ 2017年 歌手2017

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↓ 2017年 アスタナ Bastau

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↓ 2019年 モスクワ D-Dynasty 

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↓ 2019年 ヌルスルタン(現アスタナ)ARNAU"Kinetic Voice"

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↓ 2019年 ニューヨーク ARNAU "Envoy"

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↓ 2020年 キーウ(キエフ)ARNAU "EUROPE"

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