本記事は、ディマシュの今月のインド滞在中に収録され、11月25日に配信された
Hungama Artist Aloudのインタビューの日本語書き起こしです。
このインタビューの公式動画は書き起こしの末尾にあります。
以下 日本語書き起こし
"Exclusive Interview"
Artist Aloud 独占インタビュー
2022.11.25
インタビュアー:RJ Urmin
U:ハーイ、みなさん、RJ Urminです。
HunGamaへようこそ!
U:今日のゲストは、シンガーソングライター、マルチ楽器奏者、パフォーマーで、マジックを起こす人、カザフスタンからやって来て下さいました、ミスターDimashです。
こんにちは、今日は如何ですか?
D:こんにちは、あなたは如何ですか?
U:ハロー…ナマステ!
(Dがインド式挨拶をしているのを見て、慌ててクリップボードを置いて手を合わせて挨拶をする)
D:インドスタイルで…
U:お会いできて嬉しいです。
(カザフスタンからの)フライトは如何でしたか?
なぜ今回はインドにお越しになったのでしょう?
D:まずは…
D:"あなたとのインタビューのため"ですね。
D:そして、大切な日、TEDxのカンファレンスでパフォーマンスをする予定です。
この機会をお借りしまして、僕のチームメンバーとこの機会を作ってくださった Miseralさんに感謝したいと思います。
U:素晴らしい。
U:Dimash、あなたの音楽についてはいろいろと有名ですが、その中でも一番は、もちろん あなたの声域ですよね。
本当に美しい!
このような声域を持っていることで有名になったのについては、どんなお気持ちでしょう。
ずっと"特別な音域に到達したい"と願っていらっしゃったのでしょうか?
D:僕の声域についてですが…僕が思うに…歌手にとって、声域は一番大事なものではなくて…それはボーナスを得たようなもので、
D:(歌手にとって)最も大事なのは、心から歌うことで、心で感じて歌うこと、ボーカルの構成、アイデア…
"音楽的なアイデア"が大事なんです。
ですから、声域(が広いということ)は、ボーナスなんですよ。
U:あなたはクラッシックを基礎から学ばれて、それをポップミュージックに取り入れていらっしゃる。
D:はい。
U:そのジャンルについて、お話しいただけますか?
D:僕は今 "ネオクラシック"というスタイルをやっています。
それはクラッシックのようで、ポップスのようでもある…複合的なもの…。
面白いスタイルだと思っています。
D:世界中の多くの人達が、このような(僕の)音楽を好きになり、応援してくれています。
世界中にいるファンに、僕を愛してくれ応援してくれていることに対して感謝したいです。
(カメラのほうを向いて)よろしければ、引き続き僕を応援してください。
僕も精一杯の努力を致します。
ありがとう。
U:素敵ですね。
U:2017年は、人気番組(中国の「歌手2017」)に出演して、あなたの人気が急上昇した年でもありますが、あの頃を思い出すと、どのようなお気持ちでしょうか?
人々の(あなたへの)愛が膨らんでいることには、どういう思われていますか?
D:(興奮気味に)まず…まずですね、
<歌手> での自分のパフォーマンスは、ボクどれもキライなんですよ。(笑)
U:え?ホントに?
D:ジョークです。
U:(笑)
D:<歌手> のプロデューサー*1(洪涛/ホン・タオ氏)にとても感謝しています。
当時、僕は22歳(という若さ)だったのですが、みなさん僕を信じて下さり、サポートして下さいました。
D:この国際的なコンペティションの後、たくさんのファンが 世界中にできました…僕はファンを"Dears"と呼んでいます。
ファンは僕の家族のようなもので、とても愛していますから。
今でも覚えていますが、(<歌手> の)最初の放送の後、生まれて初めてセキュリティーを連れて外に出ました。
奇跡のようでしたね。
よく覚えていますよ。
U:最初に 外に出て「おぉ、私 あなたのファンです!」みたいなことを言われた時のことは覚えていますか?
D:はい。
D:放送される前…僕はジャッキー・チェンさんのファンなのですが…僕のアイドルです。
第1ラウンドのリハーサルをしていた時…僕には願望がありました。
"ジャッキー・チェンさんに会えるチャンスがあったら…すごく嬉しい"
と思っていたんです。
D:そして、最初のラウンドの放送の後、多くのプロデューサーや歌手やファンが僕に電話をかけてこられました。
"(君のことが)好きになったよ"…みたいな内容で。
それは僕にとって光栄な事でした。
D:それから数日して、(なんと)ジャッキー・チェンさんからお電話を頂いて…。
U:おぉ!
D:「君の音楽が気に入ったよ、応援するよ」というようなことを言って下さいました。
D:そして翌日、ジャッキーさんのスタジオでお会いすることができました。
プレゼントを頂いて…。
U:"信じていれば、夢は実現する"ですよね。すごいことですよね。
D:はい。
この機会に申し上げたいのですが、一番大切なのは、一生懸命やれば(人は)成長できると思うのです。でも、大切なのは、"いつも神様を信じて 感謝しなければいけない"ということ。
D:多くのかたがたが一生懸命やっていると思いますし、他の人よりも頑張っているかもしれません。
つまり、「人より才能があるかもしれないのに、そういう場所(地位)につけない・そういう機会に恵まれない人」もいらっしゃるのですから、だからこそ、裕福になったり有名になれた人達は、"それが神様から与えられたものだということ"を思い出すべきだと思っています。
U:(母国)カザフスタンについてお話しいただけますか?
D:おお! カザフスタン!
…カザフスタンは僕の愛する国です。
カザフスタンは、僕の…(感動している)
U:カザフスタンに旅行で行く人に、どこに行ったらいいか、あなたのお薦めはどこでしょうか?
D:まずはアスタナですね…カザフスタンの首都です。
(カザフスタンは)世界でも大きな(面積の)国の一つです…トップ10に入ります。
D:カザフスタンの人達は、インドの映画が大好きです。ホントですよ。
U:インドの映画はご覧になりますか?
D:もちろんですよ!
U:どの映画が記憶にありますか?
D:僕が知っているのは
♬Jimmy Jimmy, Aaja, Aaja♬(映画 <Disco Dancer(1982)> の劇中歌)
…(笑)
⭐️🎼Jimmi Jimmi, Aaja⭐️
— 【公式】ディマシュ ジャパン ファンクラブ (@DimashJapanFC) November 23, 2022
1982年 インド ボリウッド映画「Disco Dancer」で、女性シンガー Parvati Khan パルヴァティ・カーンが歌いました。
👉https://t.co/4PzO8Ayk4l
スラム街出身の大道芸人がディスコで成功する話。この映画は、世界中で大ヒット。
ソ連では、史上2番目に高い興行収入をあげた https://t.co/vfKvyn53wZ
D:それと…テレビドラマの…
カザフ語では(ドラマ名が)分かるんですけど…
通訳さんはどこにいますか?
(通訳さんが答える)
U:<Kyunki Saas Bhi Kabhi Bahu Thi(2002-2008)> ですか?
※「義母もかつては嫁だったから」の意味のドラマ名の、全1833エピソードのロングテレビ(メロ)ドラマ。
D:それ?
U:それですか?
D:このテレビドラマは、カザフスタンでは非常に有名なんですよ。
U:ワァ~オ!
D:そうなんですよ。みんながこれを見ていました。
それと、当然 Mithun Chakraborty(ミトゥーン・チャクラボルティ)さん(インドの俳優、プロデューサー、政治家…Dが好きだと言っていた映画 <Disco Dancer> の主役)は僕の国では大スターです。
Shar Rukh Khan(シャー・ルク・カーン)さんは、みんなに愛されていますしね。
U:カザフスタンのフォークミュージック(民謡)についてお話しいただけますか?
D:若い人たちの多くも自分たちの民謡が好きなのは事実です。
彼らも伝統音楽も大事にしていますし、とてもクリエイティブで、伝統音楽を"新しい形"にしようとしています。
U:民謡というのは、どんなアーティスト…特にミュージシャンにとっては、大切な役割を持っているものですよね。
D:もちろん。
U:それは(音楽の)"ルーツとなるものだ"と思いませんか?
D:勿論です。
僕が15歳の頃、伝統民謡である <Daididau> という曲をアレンジしました。
僕のファンはみんなこの曲を知っていますよ。
U:今回が初めてのインドということですが、如何ですか?
何をご覧になりましたか? 何を召し上がりましたか?
D:何でも食べられます。
U:スパイシーなのも大丈夫ですか?
D:大丈夫です。(イスラム教徒なので)豚肉は食べませんが。
何でも食べますよ。
U:(インドに来てからの)数時間ほどで、何か特別に食べたものはありますか?
D:肉を食べました。
U:チキンピカタとかバターチキンとか…
D:チキンですね。
インド料理はとても美味しいと思いますよ。
U:それは良かった。
U:あなたは13か国語で歌われていますよね?
D:はい。
U:ヒンディー語の歌もリストに載るでしょうか?
D:あぁ、もちろん頑張りたいと思います。
でも…インドの言葉はすごく豊富で難しい言語なので、相当頑張らないといけませんけど…。
U:最初にもう「ナマステ」とおっしゃったので、結構イケていますよ。
U:ショートフィルムについて、お話ししたいと思います。
13分の作品で伝えているのは、戦争を終わらせるのが如何に大切なことか、ということですよね。
D:あぁ、この<The Story of One Sky> は、僕が3年前の25歳の時に書き始めたんです。
最も大切なのは、カザフ人とか、アメリカ人とか、ロシア人とかは関係なく、大事なのは、"世界を愛する"ということ。
D:どんな地域(国)も尊重すること。
お互いを、尊重し合うこと。
D:今、世界ではたくさん戦争が行われています。
それは何のためか?
みんなお金が目的なのですよ。お金を得る為です。
でも、それでは子供はどうなる?
彼らの命はどうなる?
みんなそういうことを忘れてしまっています。でしょ?
D:ほんの少しの人達でも、僕がこの曲を創作した理由を理解して下されば、僕の使命は果たせたと思うのです。
U:<The Story of One Sky> を是非聴いてください。
きっと心に感じるところがあるはずです。
U:最後にお伺いしたいのですが、
あなたも"Mithun Chakrabortyの大ファン"ということで…
U:Bollywood(ボリウッド)は、ダンスで有名ですよね?
あなた自身もパフォーマーですが、ヒンディー ダンスやBollywood ダンスをいくつかご存じですか?
D:おぉ、いやァ…
自信ないですね。(笑)
U:簡単ですよ、座ったままでもできます。
D:あなたはインドのかただから、そりゃ簡単でしょう!(笑)
U:お教えしましょう。
まず手をこんな感じにして…肩を上下に動かして…
D:上下に、上下に…
U:そして、そのまま左右に揺れるんです。
D:こんな感じ…
U:オーマイガー! プロですねぇ!
D:OK!
U:今日はありがとうございました。
次回のショーでこの動作を取り入れてくださいね。
ありがとうございました。
D:ありがとうございました。
D:アイラブユー みなさん!
↓ 動画 約12分52秒
★★★
最新作
"Requiem:The Story of One Sky"
DimashAli Director - Kanat Aitbayev
Music - Dimash Qudaibergen
Lyrics - Liliya Vinogradova
Directed by - Alina Veripia
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*1:ディマシュは、中国式の名を迪玛希·库达依别列根(迪瑪希・庫達依別列根)として、ホン・タオ(ゼネラルプロデューサー)の推薦で歌手2017に参加しました。当時の中国での知名度はほぼなく特別参加(Wild card)扱いでした。