◆本記事は、2023年にQazaqstan TVで放送されたトーク番組【1001 ТҮН(千夜一夜物語)】での、カザフスタンのオペラ歌手Sundet Baigozhin氏出演/ディマシュに関するインタビュー部分の日本語書き起こしです。
◆2016年、ディマシュはロシアの"Большая опера - 2016/Grand Opera 2016" TVコンペティション番組/エピソード6のカザフスタン代表ゲスト歌手として、出場歌手の一人 カザフスタン代表のSundet Baigozhin氏と歌劇ノートルダム・ド・パリの曲(Tu vas me détruire)をデュエットし、大きな印象を与えました。
◆"Большая опера"は、ロシアのTVチャンネル "Россия – Культура / Russia - Culture"で開催・放送される大掛かりな音楽プロジェクト(コンペティション)番組。2023年で7回目の開催になります。
応募者はロシアやその他の国々の音楽アカデミーの卒業生・研修生・音楽劇場のソリストなどです。
出場歌手は演奏のビデオをもとに選出され、優秀者は本選でグランドオペラ優勝者のタイトルをかけて競うことになります。
↓ デュエット公式動画。ディマシュの登場は35:58頃
クリックで直接ディマシュ登場まで飛びます
※この歌の前後の書き起こしを、このブログ記事の末尾に加筆しました。
Россия-Культура公式
Sundet Baigozhin氏がその当時の事を番組内で語ります。
◆番組の公式動画は書き起こしの末尾にあります。
以下 ディマシュについての部分のトーク部分書き起こし
45:13
Sundet Baigozhin氏登場
1:02:36~
Dimashの話題
👩:先ほどおっしゃったように、私達の国には Golovkin(ゲンナジー・ゴロフキン:プロボクサー “GGG”)や Zhanibek(ジャニベク・アリムハヌリ:プロボクサー)、そしてDimashという世界のステージで名前が知られている人物がいますよね。
そしてSundetさんは恐らく"カザフスタンで、Dimashとデュエットをした最初の歌手の1人"だと思います。
その時 “Dimashと一緒に歌えないなら(その時の)番組には出演しない” とまでおっしゃったとか。
S:はい はい はい、そうですよ。
どうして そんなことまでご存じなのかな?(笑)
👩:勿論知っていますとも!(笑)
👩:Dimashとはどのようにして会われたのか お話しいただけますか?
S:その当時、Dimashは まだ今ほどの人気はなくてね。
“Slavic Bazaar” のコンテストに出場したくらいでしたね。
S:ロシアの諺で
「漁師は遠くからでも漁師が見える(同じタイプの人間同士は それが自然とすぐにわかるものだ)」
と言うように、私は "Dimashの声に惚れた" んですよ。
S:そこで私は、あのコンテスト番組の主催者に「素晴らしい声を持ったDimashというカザフ人がいるんだけど、(ゲスト出演のための)オーディションをしてもらえないか?」と話を持ちかけたんですよ。
担当者が私の意見を聞いてくれて、Dimashをステージに連れてきたというわけです。
S:(スクリーンを指して)Dimashは黒いマントを着ているでしょ?
あれは本来、肩からすり落とすように"脱ぐ"予定だったんですよ。
S:ところが、Dimashはプロのオペラ歌手(歌劇俳優)ではない上、大きなステージにも慣れていなかったからなのか、マントを脱ぐのを忘れちゃったんだね。
ほら、私は(画面で)黒いシャツを着ているでしょう?
(劇の内容的には)"黒が負けて 白が勝つ"ことになっているんですよ。
ですから Dimashはマントを脱ぎ落さなければ(白いシャツを見せなければ)いけなかったんですけれども、彼はそれを忘れちゃったんですね。
S:2016年のこの回には、我々は オペラなどのジャンルにこだわらずに好きな曲を選べることになっていたのです。
そこで私達はDimashと会うことにしました。
彼が私の家に来てくれて、Renat Gaissinさんがこの曲のアレンジをしてくれました。
S:これはミュージカル <ノートルダム・ド・パリ> でフロロの歌う “Tu vas me détruire(お前は私を滅ぼす)” と言う曲でした。
フロロは大聖堂の司教であるがゆえ、女性を愛することは許されませんでしたが、(ジプシーの)エスメラルダに心を奪われてしまいます。
ですが、宗教上 彼女に自分の想いを向けることはできません。
我々はこれらの感情を、ある形で表現しようとしました。
それが "バリトン、テノール、そしてDimashのソプラノでの表現"だったのです。
S:美しく魅せたかったのですよ。
そして、そう出来たと思いますね。
S:この番組の制作側は、私に別の曲をやって欲しかったようで、「この曲を歌って頂きたい、全てこちらで準備しましたので」と私に言ってきました。
しかしながら私はその曲を歌いたくなかったので、新たな曲を用意したというわけなのです。
そうしたら、制作側(審査員)は、私の得点を下げ始めたのですよ。
そういうわけで、ブラザーであるDimashと最終的に一緒にステージに上がった時は、2人とも緊張していましたね。
S:それでもなお、私は"あらゆる所で Dimashの声を宣伝したい"と思っていたのです。
そのくらい彼の声に惚れ込んでいたんですよね。
ロシアに行った時も、彼のレコードを “Russia-Kultura” チャンネルに持ち込んだりもしましたよ。
↓ 公式動画
クリックで直接01:02:36に飛びます
↓ 翻訳参考動画(許可済)
◆◆◆
2023.04.20加筆
"Большая опера - 2016/Grand Opera 2016"
ディマシュ関連部分 歌の前後の書き起こし
(歌前)
35:22
👩:では、ここからは(ジャンルを超えた)クロスオーバーのデュエットが好きな皆様の夢が叶いますよ。
モンセラート・カバリェとフレディ・マーキュリーのデュエットやルチアーノ・パバロッティとブライアン・アダムスのデュエットを覚えていらっしゃいますか?
👨:Sundet BaigozhinとDimash Qudaibergenの登場です!
👩: “Slavic Bazaar” の若い優勝者は “カザフのVitas” とも呼ばれており、4オクターブと言われるその声域にファンは魅了されているのです。
👨:今夜は(クロスオーバーという)実験的なデュオによるミュージカル <ノートルダム・ド・パリ> からの曲とお届けします。
(歌)
(歌後)
40:09
D:今夜の “Grand Opera” のプロジェクトで 素晴らしい人格のアーティストである、カザフスタンの “金の声” を持つ Sundet Baigozhinさんとパフォーマンスができて 光栄です。
S:正直に言いますとね、審査員がいなかったらもっと楽に歌えたんですけどね。
ですから (審査員の前で)かなり緊張していましたよ。
(審査員風の声色で)「あのね、今夜の私の採点はそれほど高得点ではなかったけれど、あなた方の声は本当に素晴らしかった、全て良かった!
審査員の一員として1点追加しますよ。これで5点獲得ですよ。
グッドラック!Sundet!」
D:自分のコンテストの出場で忙しくて、最近のこの “Grand Opera” の番組は見てなかったのですが、今年はお気に入りの歌手でブラザーのSundet Baigozhinさんが出演しているので嬉しくて、また見始めたんですよ。
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